ぷれいろぐ
ゲームが好きやねん
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マミー
2025/02/11 23:58
ギフトピアの解説動画を見たんです。
私にとってギフトピアといえば、小学生の時にコアなゲームばっかり知ってる友達に教えてもらったゲームで、初めてプレイしたラブデリ系のゲームで、何周もしたゲームで、とにかく私の中に大きな爪痕を残したゲームで……つまりその解説動画だけじゃ物足りないんです!!語るぞォ!!
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キャラクター間の関係性と、その描き方がいいよね。
ゲーム内ではキャラの顔写真をアイテムとして取得することができて、それを手に持ってキャラに話しかけると、そのキャラの主観による情報が聞けるんだけど、その情報が断片的でね。
「そいつ嫌い」くらいの印象しか語ってくれなかったり、過去を知る人は事の真相を教えてくれたり。結局それぞれの話をつなげてみてもまるっと全部分かるわけじゃなく想像の余地を残してくれている作り。
そう考えるとフロムゲーにちょっと似てるかも。こういうのに弱いんだなぁ私は。
バーヤのエピソードは大学生くらいになってプレイしなおして衝撃受けたな。こんな現実的で重い話をゲームで扱ってたんだって。
バーヤは趣味で占いをしている高齢のおばあちゃん。バツイチの娘・ルミコと生意気な孫・チビタと3人で暮らしている。
バツイチって設定が普通に出るのもすごいと思うけど、バーヤはゲームが進行していくとともに認知症を発症していくのよね。…認知症て…。キャラクターに負わせる設定としてはあまりに生々しい気がするけど、このエピソードに触れられてよかったと今では思う。
激しい物忘れや深夜徘徊を繰り返すバーヤの面倒を引き受けるのは娘だけ。ある意味で不幸なことに、バーヤには認知機能が元に戻る瞬間がわりとあって、自分のせいで家族に迷惑をかけていると認識できてしまう。それを苦にしてバーヤが自殺を図ろうとする流れが、とても衝撃だった。
初プレイ時はただニワトリがぐったりしている(キノコの大量摂取による自殺が失敗した結果。詳しく説明すると非常に長いのでいっそプレイしてほしい)というギャグっぽいノリしか受け取れなかったけど、思えば子供でもそうやってわからないながらも仄暗い話に触れられるってことで、とてもよかったのかも。
このエピソードがどう着地するかというと、とりあえずバーヤの自殺は失敗に終わり、家族の待つ家に帰ることになる。
遺書のような書置きを残して行方知れずになったバーヤを、でも帰ってくるはずと待っていたルミコは、「死のうと思ったんぢゃ」と告げられて激昂。
3カメによる迫真のアッパー。
なにするんぢゃとバーヤに咎められて「死ぬつもりだったなら殴られたくらいでガタガタぬかすな」と一喝するルミコさんすき。ははーん、なるけつ。(ルミコさんは元ヤン)
そのあとにさ、どうしようもない現実に風穴を開けてくれるルミコさんもだいすきなの。
「迷惑だと!?家族ナメんな!!」
正確なセリフは覚えてないけど、ニュアンス的にはこんな感じ。言葉自体はすっごく刺々しいけど、結局は愛の言葉で。認知症は少しも改善してないし状況は一個も変わってないんだけど、確かに前に進んでいる。そんなエピソード。
コヒトクのベイルアもこんな感じだったな。人生って概ねこんな感じだよね。
こういう苦めの人間ドラマをいくつも見せてくれるのがギフトピア。絵柄めっちゃポップなのに。そのギャップもいい。めっちゃいいゲームなんですよ。
でも全体的に雰囲気が不気味で、初プレイ時は小学生だったのもあって恐る恐る触ってたな。
普段は常夏の明るい島でゆる~い空気が流れているのに、町から離れるとBGMとしてかかっている島のラジオの曲が消えて、静寂の中に取り残されたような不安な気持ちになったのをとても覚えてる。
日が落ちて暗くなって、辺りは静まり返り、活動時間が伸びた!と昼間に意気揚々と島の奥へ進みすぎてしまったがために帰り道もおぼつかなくて、とどめのネムイ精霊による焦燥を煽る大合唱……。お出かけ先で迷子になってダビダビに泣いた経験とダブって、すっごい怖かったんだよなあ。
音による演出がすごく上手だったのかもしれない。
キャラクターボイスはエキゾチックさと不気味さを醸し出す謎言語(バーヤの喋り方最初怖かった)。驚いた時の些細な効果音もいちいち心臓を刺激するタイプの音だったし。
あ、そうそう、一番怖かったのは地震の警報音。なんか、妙にリアル。絶妙に不快。不安の搔き立て方が上手。
島にはラジオ局があるので、地震のあとすぐに被害状況についてのラジオ速報が入るのも現実感を増してて余計に怖かったんだと思う。
そして音が怖いと言えば大人式エンド。何だかんだ好き。
島の守り神であるテンジンさまよりも、お金を集めて形式的な大人になることを優先した場合のルート。画面的には大人式を再度開いてステージで島民皆に祝福されて「エンド?」の文字と共に暗転する、新ルートは別にあるぞと教えてくれるだけののっぺりエンド……かと思いきや、その画面のBGMが意味が分かるとゾッとするやつで。
ヒグラシがね、鳴いてるんだよね……。
常夏の島に、夏の終わりを告げるヒグラシの声。リンコンリンコンって謎の電子音らしきものも聞こえるんだけど、一説によると高温によって間延びした地震計の警報音らしい。
真エンドでは島の火山が地震によって噴火する事件が起きるんだけど、大人式エンドの方でもそのうち噴火は起きるんだよね。でも十分にネガイをかなえて復活を果たしていないテンジンさまでは被害を抑えることができなくて……。
私の解釈では大人式エンドはバッドエンドです。ジギーは「金で形式的に大人になることも否定はしない」と言ってくれていたけど、製作側としてはそっちは推奨していないのかな?
にじいろキノコに自力で辿り着けなかったから、みずいろキノコでコツコツ金策をして、やっと500万達成したご褒美に叩きつけられたのがこのジェノサイド概念エンド。でもすき。
全体的にビターなのがいいんだよなギフトピア。
畳む
#ゲームの思い出
#ギフトピア
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PROFILE
ゲームに関する記録や落書きや考察など。世界観やキャラクター造形が作りこまれている物ほど好きで、ホラーとオープンワールドが苦手です。
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私にとってギフトピアといえば、小学生の時にコアなゲームばっかり知ってる友達に教えてもらったゲームで、初めてプレイしたラブデリ系のゲームで、何周もしたゲームで、とにかく私の中に大きな爪痕を残したゲームで……つまりその解説動画だけじゃ物足りないんです!!語るぞォ!!
キャラクター間の関係性と、その描き方がいいよね。
ゲーム内ではキャラの顔写真をアイテムとして取得することができて、それを手に持ってキャラに話しかけると、そのキャラの主観による情報が聞けるんだけど、その情報が断片的でね。
「そいつ嫌い」くらいの印象しか語ってくれなかったり、過去を知る人は事の真相を教えてくれたり。結局それぞれの話をつなげてみてもまるっと全部分かるわけじゃなく想像の余地を残してくれている作り。
そう考えるとフロムゲーにちょっと似てるかも。こういうのに弱いんだなぁ私は。
バーヤのエピソードは大学生くらいになってプレイしなおして衝撃受けたな。こんな現実的で重い話をゲームで扱ってたんだって。
バーヤは趣味で占いをしている高齢のおばあちゃん。バツイチの娘・ルミコと生意気な孫・チビタと3人で暮らしている。
バツイチって設定が普通に出るのもすごいと思うけど、バーヤはゲームが進行していくとともに認知症を発症していくのよね。…認知症て…。キャラクターに負わせる設定としてはあまりに生々しい気がするけど、このエピソードに触れられてよかったと今では思う。
激しい物忘れや深夜徘徊を繰り返すバーヤの面倒を引き受けるのは娘だけ。ある意味で不幸なことに、バーヤには認知機能が元に戻る瞬間がわりとあって、自分のせいで家族に迷惑をかけていると認識できてしまう。それを苦にしてバーヤが自殺を図ろうとする流れが、とても衝撃だった。
初プレイ時はただニワトリがぐったりしている(キノコの大量摂取による自殺が失敗した結果。詳しく説明すると非常に長いのでいっそプレイしてほしい)というギャグっぽいノリしか受け取れなかったけど、思えば子供でもそうやってわからないながらも仄暗い話に触れられるってことで、とてもよかったのかも。
このエピソードがどう着地するかというと、とりあえずバーヤの自殺は失敗に終わり、家族の待つ家に帰ることになる。
遺書のような書置きを残して行方知れずになったバーヤを、でも帰ってくるはずと待っていたルミコは、「死のうと思ったんぢゃ」と告げられて激昂。3カメによる迫真のアッパー。なにするんぢゃとバーヤに咎められて「死ぬつもりだったなら殴られたくらいでガタガタぬかすな」と一喝するルミコさんすき。ははーん、なるけつ。(ルミコさんは元ヤン)
そのあとにさ、どうしようもない現実に風穴を開けてくれるルミコさんもだいすきなの。
「迷惑だと!?家族ナメんな!!」
正確なセリフは覚えてないけど、ニュアンス的にはこんな感じ。言葉自体はすっごく刺々しいけど、結局は愛の言葉で。認知症は少しも改善してないし状況は一個も変わってないんだけど、確かに前に進んでいる。そんなエピソード。
コヒトクのベイルアもこんな感じだったな。人生って概ねこんな感じだよね。
こういう苦めの人間ドラマをいくつも見せてくれるのがギフトピア。絵柄めっちゃポップなのに。そのギャップもいい。めっちゃいいゲームなんですよ。
でも全体的に雰囲気が不気味で、初プレイ時は小学生だったのもあって恐る恐る触ってたな。
普段は常夏の明るい島でゆる~い空気が流れているのに、町から離れるとBGMとしてかかっている島のラジオの曲が消えて、静寂の中に取り残されたような不安な気持ちになったのをとても覚えてる。
日が落ちて暗くなって、辺りは静まり返り、活動時間が伸びた!と昼間に意気揚々と島の奥へ進みすぎてしまったがために帰り道もおぼつかなくて、とどめのネムイ精霊による焦燥を煽る大合唱……。お出かけ先で迷子になってダビダビに泣いた経験とダブって、すっごい怖かったんだよなあ。
音による演出がすごく上手だったのかもしれない。
キャラクターボイスはエキゾチックさと不気味さを醸し出す謎言語(バーヤの喋り方最初怖かった)。驚いた時の些細な効果音もいちいち心臓を刺激するタイプの音だったし。
あ、そうそう、一番怖かったのは地震の警報音。なんか、妙にリアル。絶妙に不快。不安の搔き立て方が上手。
島にはラジオ局があるので、地震のあとすぐに被害状況についてのラジオ速報が入るのも現実感を増してて余計に怖かったんだと思う。
そして音が怖いと言えば大人式エンド。何だかんだ好き。
島の守り神であるテンジンさまよりも、お金を集めて形式的な大人になることを優先した場合のルート。画面的には大人式を再度開いてステージで島民皆に祝福されて「エンド?」の文字と共に暗転する、新ルートは別にあるぞと教えてくれるだけののっぺりエンド……かと思いきや、その画面のBGMが意味が分かるとゾッとするやつで。
ヒグラシがね、鳴いてるんだよね……。
常夏の島に、夏の終わりを告げるヒグラシの声。リンコンリンコンって謎の電子音らしきものも聞こえるんだけど、一説によると高温によって間延びした地震計の警報音らしい。
真エンドでは島の火山が地震によって噴火する事件が起きるんだけど、大人式エンドの方でもそのうち噴火は起きるんだよね。でも十分にネガイをかなえて復活を果たしていないテンジンさまでは被害を抑えることができなくて……。
私の解釈では大人式エンドはバッドエンドです。ジギーは「金で形式的に大人になることも否定はしない」と言ってくれていたけど、製作側としてはそっちは推奨していないのかな?
にじいろキノコに自力で辿り着けなかったから、みずいろキノコでコツコツ金策をして、やっと500万達成したご褒美に叩きつけられたのがこのジェノサイド概念エンド。でもすき。
全体的にビターなのがいいんだよなギフトピア。
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